暗闇と蒼い雨の音
その日暮しでのんべんだらりと生活続け息してた
僕は何度も嘔吐をして気味悪い人生を怠惰した
焦って物掴もうとしてそれでも何も手に入れられず
やっとの思いで手にしたのは疲れたライターと濡れた煙草
銀色になり損ねた灰色そいつに似てる僕の姿
鏡の向こうで嫌に怖い作り笑いを繕っても
何も大丈夫じゃないよ 大丈夫が口癖で
誰かに心配されても 頷くや首振るだけの脳
どれだけ安心させても 心配そうにされるだけ
その嘘の顔を向けるなよ 暗闇と蒼い雨の音
たまに出かけて出会う人々の小さな声が耳につく
噂話や悪口などにも聞こえてまったく心地悪い
これだから人間は嫌だ何が友だ何が愛だって
虚ろな眼をした面構えでコンビニから帰る途中
誰かを待っているのだろうきっと温かすぎる掌を
甘えてばかりの屈辱を俺はきっと待っているのだろう
何も大丈夫じゃないよ 大丈夫は口だけで
誰とも会いたくはないよ 会いたいのは心だけ
無理に心配してくれるなよ どうせどうでもいいんだろう
笑ってくれて構わないよ 暗闇と蒼い雨の音
怠惰に灰色作り笑い
頷き安心蒼い雨
悪口虚ろに甘い屈辱
口だけの心蒼い音
何も大丈夫じゃないよ 大丈夫は口癖で
誰かに心配されても 頷いて笑う振りをして
何も大丈夫じゃないよ 大丈夫を押し付けて
殺した心くらいなら 誰だって持っているだろう
「俺はあくまで普通だよ 大丈夫だし平気だよ
そんなのどうでもいいしさ またあの話を続けよう」