淡々
重ねた時間 淡々とそう 行き続けた結果に 愛は無い
使った時間 簡単じゃない 見てきた世界には 感じない
掴んだ未来 栄光じゃない まだ光ってくれる 兆しはない
制限時間に プラスはない 続いてくマイナス 慈悲は無い
完全な命 なんてない 見てみないふりして 省みない
惨憺たる 結果論外 不安煽るだけに 相違ない
呟いた言葉に 害は無い 見える世界にしか 興味ない
聖なる心に 悪は無い ただそんな心は 持ってない
淡々と生きて そして知った 世界はきっと素晴らしいんだ
でもそれは会えた世界にない 人の人が混じるシンドロームを
下弦の月が不穏を背負う 冷たい風が頬を撫ぜていて
綺麗な歌は歌えないと ギターの弦を爪弾いて泣く
煙草の煙など 宙に舞う 難しいことばっか 考える
意味の無い 言葉に用は無い 意味のある歌しか 愛せない
煙草の煙から 喉を唄う 難しいことなど 分からない
意味の無い 命に用は無い 意味のある愛しか 信じない
淡々と生きて そして死んだ あいつはちゃんと素晴らしかった
でも彼も会えない世界はあった 俺にも会いたい世界はあるんだ
下弦の月が不気味に歌う 響かせる唄を唄ってたいんだ
綺麗な歌じゃあないけれど ギターの弦は確かに歌う
重ねた時間 簡単じゃない まだ光ってくれる 慈悲は無い
使った時間 栄光じゃない 続いてくマイナス 哀は無い
掴んだ未来 プラスはない 生き続けた結果に 感じない
制限時間に 淡々とそう 見てきた世界には 兆しは無い
あなたに歌える歌を今
悲しみの夢は終わらないけど 8月はすぐに過ぎていく
歌いたい歌はまだあるんだ 歌えない歌もまだあるんだ
下弦の月に叫んで歌う いつかあなたにうたえるように
あなたに届くように 思いをこめるように
綺麗な歌を歌ってやる ギターの弦で確かに歌う