臆の心は鳥すら食らう

自分の思いを自分なりに 考えて悩んで言葉にして
それでも上手くは伝えられず 誰かに曲がって突き刺さって

そういう言葉の刃が抉った その心は僕が傷つけたのか
違いやしないが不本意な結果 ごめんの声すらもう届かない

 遅かれ早かれ ぶつかった僕ら どうせ上手くはいかなかったのさ
 好きとか嫌いとか そんなじゃなく 違ってたんだ 僕と君は

  痛いの 痛いの 飛んで行け 遠くまで
  誰にも見つからない所まで
  痛くて 辛くて 飛んで行きたくて
  本音も嘘すらも 見えなくなるまで

喧嘩はなるべくしなくていい どちらもそれなりに辛くなるから
強がるふりだってしたくないし かと言って泣くのも格好悪いし

プライドだ自信だ馬鹿じゃないか 所詮わがままに生きているだけ
流されて生きたくはないだなんて 流行りに流され生きているだけ

 正しさの過ちに 気付けないまま あとどれだけ命削るつもりだ
 好きでも嫌いでも いいからさ 放っといてくれよ 僕の事は

  指きり 拳万 嘘を吐くな 必ず
  約束と後悔は常に同じ位置
  期待と 裏切りに それは似通ってて
  それが怖くなった 自分 独りがいる

   偶然の 吐息の 矛先は 自分
   その意味の その意思を 持っている自分
   でも
   その影を 痛みを 持っているのは
   自分だけじゃない 君だけじゃない

  痛いの 痛いの 飛んで行け 遠くまで
  誰にも見つからない所まで
  涙も この声も 聞かなくていい
  どうせまた臆病を 作るだけ

  歌えば 叫べば 飛んで行く どこまでも
  曖昧な愚痴程誰の耳にでも
  笑うな 嘆くな 嘆いても泣くな
  どうかその臆病を 壊してくれ 嗚呼