ASCAT

それなりに好きなもの食べて それなりに過ごしてる 誰のタメにや何のタメにを 隠しながらでも見せながら君はなにが好きだろう それになりたい自分がいて 僕はそれになれていたかな ああ なれるのかな 君に嫌われたくないな 見捨てられたくもない 必要ないな…

暗闇と蒼い雨の音

⊿http://tmbox.net/pl/738107その日暮しでのんべんだらりと生活続け息してた 僕は何度も嘔吐をして気味悪い人生を怠惰した焦って物掴もうとしてそれでも何も手に入れられず やっとの思いで手にしたのは疲れたライターと濡れた煙草銀色になり損ねた灰色そいつ…

味方

⊿http://tmbox.net/pl/657394初めは君と二人 暗い部屋の中で 優しい唄声を何度でも 聞いていたの明るい部屋に出たら ぼやけた世界の中で 苦しくなって息ができないよ やっと泣けた 知らない顔と 知らない天井 初めてだけれど 君と判ったよ 暖かな声も 触れた…

淡々

⊿http://tmbox.net/pl/677304重ねた時間 淡々とそう 行き続けた結果に 愛は無い 使った時間 簡単じゃない 見てきた世界には 感じない 掴んだ未来 栄光じゃない まだ光ってくれる 兆しはない 制限時間に プラスはない 続いてくマイナス 慈悲は無い 完全な命 …

キャンドル

⊿http://tmbox.net/pl/565014地面は思いの他 暗くてデコボコしてんだ とてもじゃなく歩きにくいが 全く進めないわけじゃない灯りも欲しいところだが 今はキャンドル片手に一つ いつ無くなってしまうかは 解らないが仕方ないさ 買ったばかりの靴に 小さな石が…

臆の心は鳥すら食らう

自分の思いを自分なりに 考えて悩んで言葉にして それでも上手くは伝えられず 誰かに曲がって突き刺さってそういう言葉の刃が抉った その心は僕が傷つけたのか 違いやしないが不本意な結果 ごめんの声すらもう届かない 遅かれ早かれ ぶつかった僕ら どうせ上…

一足す一足す一

幸せはそう遠くはない きっと夢見心地で待ってんだ 俺の行く先契機として しれっとバス停で本を読んで不幸すら一斉の声って じっと俺の首狙ってんのさ 自由など許しゃしねえぜ なんて目をして粋がってんのさ どうぞ 好きにすればいい 転んだってどうせ俺のせ…

「ない」

空から落ちてきた彼女は 飛行石なんて持っていなくて そのまま落ちて行ってしまって 潰れて死んじゃったってほんとは彼女なんかいなくて 実はそれは男だったりしてさ 空から落ちてきたものはそれは 切られた男根だったのさ 喋る猫と 強い傘と 白い靴と すべ…

エリンギバター

⊿http://tmbox.net/pl/556412その辺のスーパーで買った エリンギとバターで やわらかくかたいエリンギバター 作って食べたいその辺に無駄にあまってる 醤油とコショウを 適当に使ってエリンギバター 作ってあげたい まずはエリンギきります バターもきります…

雨を呼ぶ人

一生自分に言うんだね もっと立派になれって きっと分かってないんだね 分かるまで言うんだもんね 実情言えてないもんね だって立派じゃないもんね 言ったふりが上手いもんで そうやって生きてきたんだね 甲斐性なしの僕に何を どんな正論ぶつけてみたって …

NAOJACKET

⊿http://tmbox.net/pl/463807歩いた距離はもう それはもう遠い程 描いた世界も それはもう数えきれず 何度も笑い合って 時には喧嘩もして どれくらい長い間 心を歌ってきた素直になれやしない 胸すら張れやしない これくらい頑張ったろう これくらい笑っただ…

家出少女の考え事

⊿http://tmbox.net/pl/461427ごめんねという言葉くらい 残してくれば良かったな 何も考えず何も持たずに 私は家出少女になったある日突然喧嘩をした どっちが悪いかとかそんなんじゃなく つまらない理由抱え込んでた 誰にも言えず悩んでたんだ ひとりぼっち…

10月の夜

⊿http://tmbox.net/pl/36933510月の夜は 僕の肌に噛み付いて 夜の向こうで オリオン座が叫んでる土のにおいが のどの奥に染み渡る 黒に塗られた キャンバスを切り裂いていく遠くで聞こえた 軽自動車の唸り声 僕に向けられたようで すこし怯える 光は長い旅…

みんなの詩

生まれるのは どこがいいかい 北の島の海の近く少々だが寒いけれど それ以上に温かい みんな 生まれたのは 十数年前 北の島の海の近く少々だが泣き叫んで 母親に抱きしめられた 僕は幸せなのかなぁ それとも違うかなぁ でもさみんなと遊んでいたら 全部幸せ…

Deadend Story

⊿http://tmbox.net/pl/288377人工衛星は星を見て 輪を描いて夢を見た 叶えたい夢を叶えた 宇宙飛行士は笑った 拍手喝采のステーション 満面の笑みと抱き合った涙 叶えようと握手を重ねた 何度も何度も場所は一軒の屋根の下 テレビを見る少年少女 二人は喧嘩…

グリーンティーのカップアイス

おいしそうに思えた グリーンティーのカップアイス 家に帰ったら食べよう わくわくしながら帰るよ家に着いて部屋を見る あれこんなに散らかってたっけ 早く片付けなきゃあな あの人が家に来るから 買ったこと忘れられた カップアイスが僕を見る 僕はそれを忘…

僕から君へ贈る感謝を込めた最初で最後のレター

気持ち 伝えたいけど届かない 気難しい僕の代わりに君は 僕の気持ち 伝えやすい形に してくれた君が込めた気持ちを 僕がメロディにするよ 本当は伝えたい気持ち あなたにもいっぱいあるけど僕から君へ贈る感謝を込めたつたない最初で最後のレター 君へ 心へ …

スターゲイザー

マウナケアの麓から 綺麗な星を見た ここからでも見えない星ところに君はいるアンドロメダよりも先の方 まだ届いていない光の向こう君に叫んだ私の声は 光より遅くて 130億光年より遠い 君には到底届かなくて 秒速30万キロでも 今ここには届かない 宇宙そ…

ももたんのうた

そうね 例えば あなたがずっとそばにいてくれたら もうね あたしは そこでずぅっと眠っていたいの それとね 例えば あたしがちょっと隠れてみたりしたら あのね すぐにすぐに あたしを見つけて欲しいの あなたの好きなピンクの ワンピに着替えたけど あなた…

preface〜まえがき〜 / Postscript〜あとがき〜

preface〜まえがき〜そうかい 判ってんなら、いいよ 君が判ってるなら、止めないよ 僕にそんな権利はない むしろうれしいばかりささあ君も歌おう ほら声を合わせて 下手だっていい 俺も下手さたのしけりゃいいさ Postscript〜あとがき〜はじめに 言っておく…

嘘尽き歌謳い

せわしなく泣き続ける 蝉の声が 僕の事を 笑ってるようでしゃがみ込み耳をふさいで 目をギュッと瞑って あの時の泣き声を思い出してた 所詮他人事です 他人ひとに起きたことです 僕じゃなくてよかったって笑ってるだけ 全部 それでも 僕にくれた言葉 「涙拭…

Singing girl

ピックの色もわからない空の下 静かなこんな駅にも一つの音ギターを抱えた女の子 小さな小さな物語 昔々で始まる童話じゃないけど不安を抱えた女の子 けれど大きな一歩さ 今に始まったようなもんでもないけど 震えた音を重ねて チューニングも合わせて この…

旅路-doesn't return-

帰路に立って 考える ここまで来た旅路を 少し思い出して 思い出した出来事は 少し悲しくて 少し楽しくて帰路に立って 考える ここまで来た旅路は 辛く苦しく 思い出した足並みは 歩幅は少しずつ短くなって 歩いた分だけ俺は生きてきたよ もう十分歩いただろ…

お天道様になったなら

焼き立てのトーストを取って レタスを乗せたメインディッシュ 君の嫌いなトマトは 抜いておいたからね起き立ての寝癖のオシャレを かきながら瞼をこする 眠たそうな目が可愛くて 僕はくすっと笑った 気持ち良さそうに背伸びをして 僕をじっと見つめてる 今日…

魔法使いになったなら

明日晴れたらいいなと 布団に横になる 明日になったら君と 君の笑顔に会える 朝早く起きて顔洗って 歯を磨いたら 洗濯干して着替えて 出かける準備して 暑いくらいの直射日光 浴びながら自転車で猛ダッシュ 君に会えると信じながら ぺダル踏みしめて 明日晴…

ふすまのうた

僕の後ろで見守ってる ふすまの神様 何をするわけじゃないのに なんて存在感 僕が唄を歌ってる隣で 開いては閉じたり繰り返すみんなが大好きな ふすま!ふすま! お母さんが来るよ ふすま!ふすま! お父さんも来るよ 今ふすまの向こう側には 誰がいるのかな…

ねこのくちのうた

ふわふわしたゆめのなか ぼくはゆらゆらとそらをとぶ ふわふわしたゆめのなか ぼくはおいしいごはんをたべるくちについたごはんを ごしゅじんさまがふく そんなぼくをやさしく なでてくれる うれしいふわふわしたねおき声 ぼくはなかよしまぶたこじあけて ふ…

どうしようもない脳内

正論ばかり求めたって 正解とは限らないぜ 成功ばかりの人生に 精神破壊もするでしょう少々正々堂々と 妄想論等するともう 左脳右脳のどうのこうの言うのが 身体中を巡り溢れて そんな理路整然に容赦なく 付き纏う影と光に どうかどうかと神に願う度 僕がま…

11.August

君が流した涙の 意味をボクは知ってる ありがとうね ありがとうね 嬉しいよ君が笑った顔の えくぼがボクは好きだよ だからね 笑っててね 楽しそうにね ボクの好きな唄を 歌ってくれたなら ほらね ボクもさ 笑えるんだ Bye-Bye 会いたい 君に 会いたいのに こ…

雨降る夜と折りたたみ傘

⊿http://tmbox.net/pl/556660電車の窓に雨が降る この憂鬱を吹き飛ばす 風は僕に吹いてこない 揺れ動く身体とその心誰を想うかも誰知らず 改札を抜けて空仰ぐ そこに見えるのは雲と人 傘差さぬ足動かぬ人彼の困る顔見れぬ僕 手を貸す勇気がないこと 彼の誤解…