ASCAT

それなりに好きなもの食べて それなりに過ごしてる
誰のタメにや何のタメにを 隠しながらでも見せながら

君はなにが好きだろう それになりたい自分がいて
僕はそれになれていたかな ああ なれるのかな

 君に嫌われたくないな 見捨てられたくもない
 必要ないなんて 思われたくないんだ
  
  いっその事いらないって 言ってくれた方がいい
  嫌いだし会いたくないって 面白くない
  いっその事言ってくれ 言って欲しいんだよ
  傷つけて欲しいのは 傷つきたくないから

猫に会えないって泣く 君が本当に綺麗で
余計に自分を責めてしまう なんだか、ごめんって

言えない言葉の塊が 少しずつ砕けていって
それを煙草に混ぜたなら とても苦い味がした

 君を好きでいたいんだ 言えないも言えない
 僕は今日も明日も 僕を殺している

  いっその事君のいない 世界を歩きたい
  こんな苦しい心臓を 持たないでいたい
  いっその事目一杯 嫌いだって言ってくれ
  叶わない涙なら 乾いてしまえばいい

   僕は彼のように甘えない
   僕は彼のように鳴けもしない
   僕は彼のように爪もたてない
   僕は彼のように愛されないから

  いっその事いらないって 言ってくれた方がいい
  嫌いだし大嫌いだし 会いたくもない
  いっその事言ってくれよ 僕を傷つけて

  君はまだ言わないでいてくれている
  それにまだ縋っている僕がいる


VOCALOID"初音ミク"ver.
D

暗闇と蒼い雨の音

http://tmbox.net/pl/738107

その日暮しでのんべんだらりと生活続け息してた
僕は何度も嘔吐をして気味悪い人生を怠惰した

焦って物掴もうとしてそれでも何も手に入れられず
やっとの思いで手にしたのは疲れたライターと濡れた煙草

銀色になり損ねた灰色そいつに似てる僕の姿
鏡の向こうで嫌に怖い作り笑いを繕っても

  何も大丈夫じゃないよ 大丈夫が口癖で
  誰かに心配されても 頷くや首振るだけの脳
  どれだけ安心させても 心配そうにされるだけ
  その嘘の顔を向けるなよ 暗闇と蒼い雨の音

たまに出かけて出会う人々の小さな声が耳につく
噂話や悪口などにも聞こえてまったく心地悪い

これだから人間は嫌だ何が友だ何が愛だって
虚ろな眼をした面構えでコンビニから帰る途中

誰かを待っているのだろうきっと温かすぎる掌を
甘えてばかりの屈辱を俺はきっと待っているのだろう

  何も大丈夫じゃないよ 大丈夫は口だけで
  誰とも会いたくはないよ 会いたいのは心だけ
  無理に心配してくれるなよ どうせどうでもいいんだろう
  笑ってくれて構わないよ 暗闇と蒼い雨の音

   怠惰に灰色作り笑い
   頷き安心蒼い雨

   悪口虚ろに甘い屈辱
   口だけの心蒼い音

  何も大丈夫じゃないよ 大丈夫は口癖で
  誰かに心配されても 頷いて笑う振りをして

  何も大丈夫じゃないよ 大丈夫を押し付けて
  殺した心くらいなら 誰だって持っているだろう
  「俺はあくまで普通だよ 大丈夫だし平気だよ
  そんなのどうでもいいしさ またあの話を続けよう」

D

味方

http://tmbox.net/pl/657394

初めは君と二人
暗い部屋の中で
優しい唄声を何度でも
聞いていたの

明るい部屋に出たら
ぼやけた世界の中で
苦しくなって息ができないよ
やっと泣けた

 知らない顔と 知らない天井
 初めてだけれど 君と判ったよ

  暖かな声も 触れたその手には
  僕の一番最初が詰まってたから
  眩しい光も 柔らかな色々が
  僕の事 包んでいた

三人になりました
力強い人でした
時々怖くもあったけど
優しかった

沢山になりました
しわくちゃな人でした
僕の事を優しく守ってくれた
笑ってました

 思えばいつも あなた方が
 僕の周り 一人ではなかったね

  暖かな色も 触れれば熱くて
  怒りつつ優しく冷ましてくれた
  冷たかった風に 飛ばされそうになっても
  僕の手を 握ってくれた

色んな人に会ったよ
君も元気でいるかい?
こっちはまだ少し暑いけど
そこはどうだい?

僕の言葉をくれる人
僕と唄ってくれる人
僕と一緒に生きてくれる人
それがなによりうれしくて

心配いらないよ

  暖かな声も 広い世界では
  遠くてどうしても聞けないけど
  この唄がどうか 君の目印に
  なってくれるととてもうれしい

  暖かな声も 眩しい光も
  貰った物返して行きたいから
  僕の心から 伝えたい想いが
  届くといいなあ 

  届くといいなあ どうか君に

淡々

http://tmbox.net/pl/677304

重ねた時間 淡々とそう 行き続けた結果に 愛は無い
使った時間 簡単じゃない 見てきた世界には 感じない
掴んだ未来 栄光じゃない まだ光ってくれる 兆しはない
制限時間に プラスはない 続いてくマイナス 慈悲は無い


完全な命 なんてない 見てみないふりして 省みない
惨憺たる 結果論外 不安煽るだけに 相違ない
呟いた言葉に 害は無い 見える世界にしか 興味ない
聖なる心に 悪は無い ただそんな心は 持ってない

 淡々と生きて そして知った 世界はきっと素晴らしいんだ
 でもそれは会えた世界にない 人の人が混じるシンドローム

  下弦の月が不穏を背負う 冷たい風が頬を撫ぜていて
  綺麗な歌は歌えないと ギターの弦を爪弾いて泣く


煙草の煙など 宙に舞う 難しいことばっか 考える
意味の無い 言葉に用は無い 意味のある歌しか 愛せない
煙草の煙から 喉を唄う 難しいことなど 分からない
意味の無い 命に用は無い 意味のある愛しか 信じない

 淡々と生きて そして死んだ あいつはちゃんと素晴らしかった
 でも彼も会えない世界はあった 俺にも会いたい世界はあるんだ

  下弦の月が不気味に歌う 響かせる唄を唄ってたいんだ
  綺麗な歌じゃあないけれど ギターの弦は確かに歌う


重ねた時間 簡単じゃない まだ光ってくれる 慈悲は無い
使った時間 栄光じゃない 続いてくマイナス 哀は無い
掴んだ未来 プラスはない 生き続けた結果に 感じない
制限時間に 淡々とそう 見てきた世界には 兆しは無い

 あなたに歌える歌を今

   悲しみの夢は終わらないけど 8月はすぐに過ぎていく
   歌いたい歌はまだあるんだ 歌えない歌もまだあるんだ
   下弦の月に叫んで歌う いつかあなたにうたえるように
   あなたに届くように 思いをこめるように
   綺麗な歌を歌ってやる ギターの弦で確かに歌う

キャンドル

http://tmbox.net/pl/565014

地面は思いの他 暗くてデコボコしてんだ
とてもじゃなく歩きにくいが 全く進めないわけじゃない

灯りも欲しいところだが 今はキャンドル片手に一つ
いつ無くなってしまうかは 解らないが仕方ないさ

 買ったばかりの靴に 小さな石が入り込んで
 穴が空いちゃってそれは 悔やんでも悔やみきれないんだ

  それでも進むよ 立ち止まってる場合じゃない
  出口へ進むよ 入り口はもう見えないんだ


吹き抜けた遠い彼方 切り取られた空が見えるんだ
とてもじゃなく登れないが とりあえず太陽は見えた

キャンドルを一旦消して ちょっと休憩しちゃおう
お腹も減ったところで 非常食すら食べちゃおう

 泣いてばかりいられない 小さな笑顔でもいいんだ
 穴が空いちゃわないように さあまたしっかり歩こうか

  それでも進むよ 立ち止まってる場合じゃない
  出口はどこだろう ちゃんとあるはずなんだ

   負けるわけにはいかないんだ
   ここで死ぬわけにはいかない
   会いたい人とその笑顔とそれを抱きしめる事と
   負けるわけにはいかないんだ
   それ以上に大切なものも
   外に置いてきちゃったんだぜ
   取りに戻りに行かなきゃあな

 いつでも進むよ 何度だって死を覚悟して
 それでも進むよ 死んでいいやなんて思えない
 迷っても迷っても 諦めの息なんて吐かない
 それでも進むよ 僕には光が見えるんだ

臆の心は鳥すら食らう

自分の思いを自分なりに 考えて悩んで言葉にして
それでも上手くは伝えられず 誰かに曲がって突き刺さって

そういう言葉の刃が抉った その心は僕が傷つけたのか
違いやしないが不本意な結果 ごめんの声すらもう届かない

 遅かれ早かれ ぶつかった僕ら どうせ上手くはいかなかったのさ
 好きとか嫌いとか そんなじゃなく 違ってたんだ 僕と君は

  痛いの 痛いの 飛んで行け 遠くまで
  誰にも見つからない所まで
  痛くて 辛くて 飛んで行きたくて
  本音も嘘すらも 見えなくなるまで

喧嘩はなるべくしなくていい どちらもそれなりに辛くなるから
強がるふりだってしたくないし かと言って泣くのも格好悪いし

プライドだ自信だ馬鹿じゃないか 所詮わがままに生きているだけ
流されて生きたくはないだなんて 流行りに流され生きているだけ

 正しさの過ちに 気付けないまま あとどれだけ命削るつもりだ
 好きでも嫌いでも いいからさ 放っといてくれよ 僕の事は

  指きり 拳万 嘘を吐くな 必ず
  約束と後悔は常に同じ位置
  期待と 裏切りに それは似通ってて
  それが怖くなった 自分 独りがいる

   偶然の 吐息の 矛先は 自分
   その意味の その意思を 持っている自分
   でも
   その影を 痛みを 持っているのは
   自分だけじゃない 君だけじゃない

  痛いの 痛いの 飛んで行け 遠くまで
  誰にも見つからない所まで
  涙も この声も 聞かなくていい
  どうせまた臆病を 作るだけ

  歌えば 叫べば 飛んで行く どこまでも
  曖昧な愚痴程誰の耳にでも
  笑うな 嘆くな 嘆いても泣くな
  どうかその臆病を 壊してくれ 嗚呼

一足す一足す一

幸せはそう遠くはない きっと夢見心地で待ってんだ
俺の行く先契機として しれっとバス停で本を読んで

不幸すら一斉の声って じっと俺の首狙ってんのさ
自由など許しゃしねえぜ なんて目をして粋がってんのさ

 どうぞ 好きにすればいい 転んだってどうせ俺のせいさ
 そうだ 笑っちまえば こっちのもんだ 何だってそうだ

  一足す一足す一は三 決して二でも四でもありゃしない
  俺に不幸を足したとして そいつは俺から減ったもんじゃない
  
 嗚呼 ご自由に 嗚呼 ご自由に 嗚呼 ご自由に


舌打ちの合図聞き取って カラスがゴミ袋つつき出した
生ゴミの腐臭俺に似て 思わず嗚咽を漏らしちまった

生憎体調不良にて 当日のバイトキャンセルにして
つまり自分勝手な行動だ 笑うも怒るも泣くも殴るも

 どうぞ 好きにすればいい 開き直ってなんぼの世界だ
 どうだ こんな俺だ それでも俺を 見てくれんのか

  一足す一足す一は三 持論売っ払ったって増えるだけ
  精々足掻いてみるがいい 俺が醜く朽ち果て行くまで
  安寧及び不穏の和 それが十二分に満ち行くまで
  一足す一足す一は三 減退すら荷物になっていく

   不幸は積み重なって 俺の今になっていく
   幸せも重なり合って 俺の今になっていく
   足していく 足していく 足していく 足していく
   足していく 足していく 足していく 足していく

  一足す一足す一は三 三足す一足す一は五
  五足す一足す一は七 七足す一足す一は九
  九足す一足す一は十一 命を数えろ

  一足す一足す一は三 手に入れるべき一を手に入れろ
  一足す一足す一は三 つまらねえ一だって確かな一
  生命及びその終わり そしてその先の和で以って
  俺の一足す一を終えるとし それを幸せの一字に顕そう